まずはコレから！おすすめアジア傑作映画7選【動画配信あり】

韓国、香港、中国、タイなど… アジアの映画はお好きですか？ド派手で迫力のあるアクションやミュージカルなど、どうしてもハリウッドやヨーロッパ圏の欧米映画にばかりが注目を浴びがちですが、アジア映画には感動を与えてくれる魅力が詰まっています！

本記事では、アジア映画好きの私が「アジア映画って何から観ればいいの？」というアジア映画初心者の方におすすめしたい、まずはコレから！おすすめのアジア映画をご紹介いたします。

涙腺崩壊！切ない青春部門

台湾『あの頃、君を追いかけた』（2013）

まず最初にご紹介するのがアジア青春映画ブームの火付け役にもなった台湾映画『あの頃、君を追いかけた』です！本作は、ほぼ無名のキャストながら台湾で社会現象を巻き起こす大ヒットを遂げ、香港では、チャウ･シンチーの『カンフー･ハッスル』の記録を塗り替えて、中国語映画の歴代興収ナンバーワンを記録。日本や韓国でも多くのファンに支持されています。

台湾中西部の町・彰化（しょうか）に住むコートンは、同級生の仲間たちとつるんでは馬鹿なことばかりして、お気楽な高校生活を過ごしていた。ある日、コートンたちの度が過ぎた悪ふざけがもとで授業が中断。激怒した担任は、クラス一の優等生・チアイーをコートンのお目付け役に任命する…。

台湾映画ではありますが、日本のアニメやAV女優まで(笑) 多くの日本文化が登場し、ティーン時代の切ないスクールライフも日本と似ているのでとても共感しやすい作品です。一見、女性向けのベタベタの恋愛映画に見えますが、ポップな笑いもありなので意外と男性ファンの方が多いです。台湾映画に馴染みがない方でも気軽に楽しむことができるのでオススメです！

韓国『サニー永遠の仲間たち』（2012）

次にご紹介するのは、日本を含めてアジア各国で大ヒットした韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』！40代の女性が、かつての仲間たちを探しに奔走する様子を描いた笑って泣ける青春映画です。日本でも大根仁監督・広瀬すず主演で『SUNNY 強い気持ち・強い愛』としてリメイクされたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか？

1970～80年代の洋楽ヒットナンバーの数々で彩られ、2011年韓国で740万人を動員したドラマ。夫や娘にも恵まれ、何不自由ない生活を送っていた42歳のナミは、ある日、母の入院先で高校時代の友人チュナと再会する。25年前の高校生時代、ナミやチュナら7人の仲良しグループはずっと一緒にいると約束しあったが、ある事件がきっかけで離れ離れになってしまっていた。病気に苦しみ、最後にみんなに会いたいというチュナのため、ナミは当時の仲間を集めようと決意。各地に散った仲間を訪ねる旅の過程で、再び人生に輝きを取り戻していく。

人間味にあふれてコメディ要素も多く、安定した王道を行きつつ奥深いので個人的にも大好きな作品の1つです。笑えるシーンと感動するシーンがバランスよくテンポよく描かれているので、気軽に観ることができます。ちなみに、女子校出身の方は共感要素がたくさんあるのでオススメですよー！

ドキドキ胸キュン！恋愛部門

中国『恋するシェフの最強レシピ』（2018）

『レッドクリフ』シリーズや『恋する惑星』などの金城武と『シチリアの恋』などで有名な中国人女優チョウ・ドンユイが共演を果たしたラブコメディー。上海の高級ホテルを舞台に、美食家の実業家が18歳年下の見習い料理人に振り回される様子を描いています。

ビジネスにも食事にも常にパーフェクトを求め、世界の味を知り尽くした実業家のルー・ジン。彼が買収に成功した上海の名門ホテルで有名料理長が提供する料理はどれも彼を感動させるものではなかったが、見習いシェフのションナンが編み出す斬新なレシピだけはジンの舌を満足させた。ジンが指定したテーマに合わせ、完璧な料理を次々と提供していくションナン。2人は食を通して心を通わせていくが、ジンたちの前にションナンの才能を軽々としのぐ美人シェフが現れる。

アジアのスターの仲間入りを果たした金城武は相変わらずカッコいいですし、主演女優のチョウ・ドンユイさんは中国で超演技派の人気若手女優です。中国映画は近年日本ではなかなか上映しないので珍しいかもしれませんが、本作はそんな中国映画初心者の方でも気軽に楽しめる作品です！

台湾・日本『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』（2017）

次にご紹介するのは、実話を元に作られた日台共同作品『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』です！この映画は、Facebookで知り合った台湾全力女子「リンちゃん」と日本人緩慢男子「モギさん」が距離を縮め、結婚するまでを描くノンフィクション・ラブストーリーです。

台湾に住む元気いっぱいの女の子リン。日本のドラマやアニメが大好きで、通っている大学でも日本語を専攻するくらいの立派なジャパオタ。日本を襲った震災の話で世界が揺れているとき、リンのFacebookに一通のメッセージが届いた。日本人青年からのメッセージだった。彼の名前は「モギ」。モギは震災で復興支援に協力的な台湾の国民性や親日感情を知り、興味を抱き、まだ見ぬリンにメッセージを送ったのだった。友達申請を承諾したリンは、茂木とのFaebookでのやり取りが始まった。内容はたわいもない事や、日本の事、お互いの悩みや日々の出来事。そして迎えたゴールデンウィーク。台湾で初めて顔を合わせるのだった…。

台湾日本カップルのお話なので、劇中では日本語とマンダリンが飛び交います。日本人の感覚と台湾人の感覚が似ているようで違くてもどかしい。でもその違いがお互いをより理解させてくれる。異文化恋愛を経験したことがある人なら絶対に共感するネタが盛り込まれているのでオススメです（笑）

ハラハラの緊迫感！アクション・サスペンス部門

韓国『アジョシ』

次にご紹介するのは、韓国の大スター・ウォンビンと「冬の小鳥」で絶賛された子役キム・セロンが共演し、2010年韓国で630万人を動員したサスペンスアクション『アジョシ』です！”韓国アクション映画界を変えた映画”とも言われるほどの名作です。

過去のある事件をきっかけに、世間を避けるように孤独に暮らしていたテシク。隣家の少女ソミは母親が仕事で忙しく、テシクを「アジョシ（おじさん）」と呼び、たった1人の友だちとして慕っていた。そんなある日、麻薬密売に巻き込まれた母親とともにソミが犯罪組織に誘拐され、ソミを救うため組織を追うテシクは事件の背後に隠された真実を知る。

韓国映画というとベッタベタの恋愛物語を連想する方もいるかもしれませんが、『アジョシ』はそんな韓国映画のイメージを覆すでしょう！主演のウォンビンが本当にカッコいいのでそれだけでも観る価値ありです（笑）

香港『インファナル・アフェア』

次にオススメしたいのが、香港の名優トニー・レオンとアンディ・ラウが共演した『インファナル・アフェア』です！3シリーズまで続いていますが、ダントツでおすすめしたいのが、第1作目！

警察に潜入することを命じられたマフィアの青年と、マフィアに潜入して捜査をすることを命じられた警察官青年は、ともに18歳。その10年後、ある覚醒剤取引きをめぐってお互いの存在を知った2人に、避けられない対決の時がやってくる…。

本作はハリウッドや日本でもリメイクされた香港を代表する名作！スパイ同士の緊張感あふれる闘いはハラハラドキドキで映画自体は勿論のこと面白いのですが、何より本作のトニーが渋くてカッコいいのです！香港の友人とトニー派か？アンディ派か？という話題でかなり盛り上がります(笑)

タイ『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

最後にオススメしたいのが、一人の天才少女を中心とした高校生の“犯罪チーム”が、知恵と度胸を武器にカンニングを成し遂げていくタイ発のクライムサスペンス映画『バット・ジーニアス 危険な天才たち』です。本作はタイではもちろん、台湾や香港でも大ヒットした傑作です！

天才的な頭脳を持つ女子高生リンは、その明晰な頭脳を見込まれて進学校に特待奨学生として転入を果たす。新しい学校で最初に友人となったグレースを、リンはテストの最中に“カンニング”で救う。それを知ったグレースの彼氏・パットは、リンにカンニングで答えと引き換えに代金をもらうビジネスをもちかける。そしてリンは指の動きを暗号化する“ピアノレッスン”方式を編み出し、多くの生徒を高得点に導く。クラスメートから賞賛され、報酬も貯まっていくリン。しかし、学校が誇るもう一人の天才・生真面目なバンクとの出会いが、波乱を巻き起こす…。

”タイ映画”ってなかなか観る機会がないかもしれませんが、これが本当に面白い！ハラハラドキドキが止まらないドンデン返しの展開が繰り広げられ、ラストシーンは必見です。本記事で紹介する映画の中でも1番オススメしたい作品です！

まとめ

以上、おすすめアジア傑作映画7選のご紹介でした！

アジア映画というと”歴史”的な重くてシリアスなイメージがあるかもしれませんが、実はハリウッド作品よりも身近で共感しやすい作品が多いのです！

「アジア映画って何から観ればいいの？」という方は、気になる作品を是非チェックしてみてくださいね！