映画館で必ず目にする映画の予告編。いつも何気なく観ている予告編かもしれませんが、よく考えてみると予告編って映画の魅力を数分に詰め込んだ宝箱のようなもの!中には、予告編は最高なのに実際の映画はつまらなかったなんて映画もあります(笑)私はそんな予告編が大好きで、予告編についての論文なんかも大学時代に書いたりしてました(マニアックですみません笑)
日本ではもともと映画の助監督が予告編を制作していたと言われていますが、現在は予告編制作会社というものがあり専門で制作しています。観客にいかにして「映画を観たい」と思わせるか、宣伝のセンスが問われる難しい仕事….!本記事ではそんな予告編に注目して、個人的に選出したきっと観たくなる秀逸な映画予告編をご紹介いたします。
かっこいい映画の予告編 10 選
そもそも、予告編とは公開待機映画の宣伝をするために制作される15秒〜数分の映像です。TVスポットと呼ばれるTVCMでは15秒から30秒の尺のものがほとんどで、劇場で上映されるものだと1分〜3分ほど、最近だとWEB用予告編も制作されたり、予告編の尺も様々あります。
さらにティザー予告と呼ばれる、まだ詳細情報が明らかになっていない早い段階でリリースされる予告編や、本予告と呼ばれる最終段階で公開される完全版の予告編など、時期や場面によって予告編も使い分けられています。
予告編のナレーターも恋愛映画に得意な方もいれば、サスペンス系に得意な方など意外と深いのが予告編の世界なのです。
本記事では、改めてまた観たくなるような古き良き名作から最近の作品まで、私が独断と偏見で選出した秀逸な予告編をご紹介いたします!
時計じかけのオレンジ(1971)
まず最初にご紹介するのが、今も色褪せないスタンリー・キューブリックの名作『時計じかけのオレンジ』の予告編です。
「こんな予告編が他にあるか!?」とビックリしてしまうような、ハイテンポで劇中映像とキーワードが交差するカオスな1分間。こういう映像が苦手な方はすみません….(笑)しかし「これこそが『時計じかけのオレンジ』だ!」と言わんばかりの独特な映画の世界観にピッタリ合っていますよね。
というか、1971年に公開って実はめちゃくちゃ古い映画なんですね….。近代的な世界観から時代を感じさせない名作と改めて実感しました。
『時計じかけのオレンジ』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)
次にご紹介するのが、スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスがお届けするSF名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です!
言わずと知れた名作ですが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の予告編を観たことがある方って意外と少ないのではないでしょうか…?
本作の予告編は、予告編制作会社の株式会社バカ・ザ・バッカ の代表取締役社長でもある池ノ辺 直子さんによって手掛けられました。(このYoutube動画が的確に池ノ辺が制作されたのかは不明ですが….)
今見ると80年代の古臭い感じがしてしまいますが、それでもこれまでにない”未来”や”最新”を感じることができるワクワクするような予告編ですよね!この予告編が魅せる”未来”に80年代当時の誰もが魅了されたのではないでしょうか?
もし予告編についてもっと知りたい!という方は池ノ辺さんの著書があるので是非お勧めします!勉強になりますし、何よりとっても面白いですよ!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXT・Hulu・Amazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
ニュー・シネマ・パラダイス完全オリジナル版(1989)
次のご紹介するのが、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』の完全オリジナル版です。
実は、通常版(2時間)と完全オリジナル版(3時間)の2バージョンがあり1989年の劇場公開では通常版が上映されました。公開当時、本作を上映していたミニシアター・シネスイッチ銀座では超大ヒット!40週のロングランで27万人を超える観客動員、3億6,900万円の収益を上げるという伝説的を成し遂げました。
そんな伝説から13年後ー。映画館では見れなかった幻の未公開シーン50分が収録された完全オリジナル版が2002年に販売される!と発表され、この予告編が制作されました。
予告編の冒頭にトルナトーレ監督のメッセージが映り出されて最初から「おぉ!」となりますし、13年前に日本中を虜にした映画の名シーンが次々と登場。そして予告の最後に「トトが忘れられなかったもう一つの物語」というコピーと共に隠された幻の未公開シーンの一部が登場.… しかもそれは通常版では登場しないキャラクターだった、という最高の構成になっています。
『ニュー・シネマ・パラダイス完全オリジナル版』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
花様年華(1989)
次のご紹介するのは、ウォン・カーウァイ監督の名作『花様年華』です。
冒頭のコピーからタイトルが登場するまで、ひたすらマギー・チャンのカットが並べられている印象的な予告編です。ナレーターなしでテキストだけで物語を説明するのも、上品で謎めいており、本作の魅力を引き出しているなあと思います。そして音楽に合わせてカットが変わっていくのもカッコいい….
あまり説明的ではなく、ひたすら妖艶なカッコいいカットを並べているので「どんな映画なんだろう?」と興味を引き立てられます。
『花様年華』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
レオン(1994)
次にご紹介するのは、こちらも言わずと知れたリュック・ベッソンの名作『レオン』です。
本作の名シーンでもある悪役ゲイリー・オールドマンの登場シーン。2分しかない予告編で、なんとこの登場シーンが贅沢にも半分使用されています。かなり印象的ですし、後半から派手な爆破シーンなどが出てくるのでそのギャップも完璧です。
ちなみに予告の最後にキャッチコピー「12歳の女の子に愛された殺し屋」とナレーションが入るのですが、その無感情的な低い声がまたカッコよくて好きです(笑)
『レオン』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
ドント・ブリーズ(2016)
次に紹介するのは、盲目の老人宅へ強盗に押し入った若者たちが、思いがけない恐怖に遭遇するさまを描くホラー映画『ドント・ブリーズ』です。2016年公開なのでまだ記憶に新しいですね。
”簡単に逃げられるはず”の盲目の老人の家で強盗を働こうとした若者が、盲目の老人にどんどん追い込まれていく姿をテンポよく分かりやすくまとめられ、続きが気になるように魅せてくれています。
私もこの予告編を映画館でたまたま観て「絶対観に行こう!」って思い、公開日にきちんと観に行きました(笑)
『ドント・ブリーズ』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
新感染 ファイナル・エクスプレス(2017)
次にご紹介するのは、日本でも大ヒットした韓国発ゾンビ映画『新感染 ファイナルエクスプレス』です。
大人気俳優コン・ユや、K-POOアイドルなども出演している本作ですが、この予告編では一切そこに触れていません。そんな”韓流感”を封じ、韓国というジャンルを超えた完全なるエンターテイメント映画ということを教えてくれる予告編です。
冒頭で世界各国での映画祭受賞暦や評価を堂々と見せてくれるので、海外で大ヒットした映画という情報も自然と入ってきます。中盤でスクリーン全面映し出されるデルトロ監督の「傑作」という文字もとっても印象的で、見る者誰もを魅了する予告編ではないでしょうか?
『新感染 ファイナル・エクスプレス』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXT・Hulu・Amazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
君の名は。(2016)
次にご紹介するのは、2016年に歴史的大ヒットを叩き出した新海誠監督作品『君の名は。』の予告編です。
この予告編を映画館の大きなスクリーンで初めて観た時は、新海監督独特の圧巻の背景美術にひたすら感動….。RADWIMPSの大ヒット曲楽曲に合わせたテンポの良いカットの切り替え見るもの全てをワクワクさせてくれます。また、キャストの紹介やストーリーもテロップと合わせて非常に分かりやすく作られていますね。
日本中で大ヒットされた本作ですが、個人的にはそこまで大好きな作品というわけはないのですが(笑)予告編は本当に興奮するほどカッコいいです….!
『君の名は。』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
グレイテスト・ショーマン(2017)
次にご紹介するのは、こちらも日本で大ヒットしたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』の予告編です。
何と言っても全ての楽曲が最高なミュージカル映画!「This is Me」はカラオケでも定番曲の1つになるほどヒットしましたよね!予告編でもやはり”音楽”をガン推ししたの構成になっていますね。
正直、個人的には本作の脚本を全く好きになれなかったので、映画に対する評価はあまり高くないのですが、予告編は格別(笑)
『グレイテスト・ショーマン』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
バーフバリ 王の凱旋(2017)
最後にご紹介するのは、映画大国インドで歴代興行収入1位に輝き日本でも爆発的大ヒットした『バーフバリ 王の凱旋』です。
まず冒頭から「バリバリバリ ラーバリ! サホレ バーフバリ!」と本作の主題歌が流れだし、太鼓の音と共にテロップが出てきて、一気にテンションが上がりますよね!また、ド派手なアクションがテンポよく次々と登場します。
また、ナレーターさんの声や話し方が独特で個人的に好きです(笑)この方の「王を讃えよ!!!」が特にお気に入り。。
『バーフバリ 王の凱旋』を観たいなら・・・動画配信サービスがおすすめ!
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオにて配信中!気になる方は是非チェックしてくださいね。1ヵ月の無料トライアルもあるのでそちらを利用してもいいかもしれません。
まとめ
以上、きっと観たくなる!秀逸な映画予告編 10 選でした。
皆さんはお気に入りの予告編はありますか?
なかなか注目されない予告編ですが、実はめちゃくちゃ激アツな映像作品の世界なのですね・・・!
コメント