誰もが知るミュージカルの金字塔「キャッツ」を、『レ・ミゼラブル』や『英国王のスピーチ』などを手がけたトム・クーパー監督、あのスティーブン・スピルバーグが製作総指揮をして映画化。主演は英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのフランチェスカ・ヘイワードのほか、ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフトら豪華キャストが集結しました。
しかし、アメリカでの先行公開では批評家はじめ一般鑑賞者からも厳しい批評が集まっています…。ある意味で今話題の映画『キャッツ』ですが、実際どうなのか?気になったのでウォッチしてきました!本記事では、映画の基本情報から実際に観た感想をご紹介します。
アメリカでは超酷評の映画『CATS / キャッツ』
アメリカでは2019年12月に先行公開され、その後各国にて随時公開中の本作。
日本公開は2020年1月24日と少し遅めですが、世界での評価を見てみましょう!
海外の映画サイトでの評価
どの国でも評価はかなり低いですね。
中には「ゴミ映画」なんて評価する人もいて大荒れ中です。
- アメリカの大手有名映画サイトIMDBでは、2.8 / 10点
- アメリカの大手レビューサイトRottentomatoでは、21 / 100点
- 韓国の有名映画サイトWATCHでは、2.8 / 5点
- 香港の有名サイトHONGKONG MOVIEでは、2.8 / 5点
海外レビューをご紹介
そんな大荒れ中の『キャッツ』ですが、レビューもなかなか厳しい意見が多かったです。
評価が低いレビューも、逆に評価が高いレビューも平均的にご紹介していきます
- ただただ不可解
- ただ最悪。トム・クーパーは36時間寝てなかったのか、頭が機能していなかったのかもしれない
- CGは不気味な谷の奥深くまで落ちていった…
- この映画を好きになるかどうかは、あの”人間猫”に対してどう思うか次第
- この映画は風変わりで性的で分かりづらい。けど悪い映画ではありません
- イアン・マッケランとジェニファー・ハドソンが猫になりきって奇妙な世界に完全に入り込んでいるのはユニークな楽しみでもある
映画『CATS / キャッツ』概要
まずは、映画のあらすじ、キャストやスタッフなどの基本情報についてご紹介します。
あらすじ
人間に飼いならされることを拒み、自由に生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月の夜、年に一度開かれる舞踏会に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが…。
キャスト
フランチェスカ・ヘイワード(ヴィクトリア役)
ヒロインのヴィクトリアに大抜擢されたのが、今作がスクリーンデビューとなるフランチェスカ・ヘイワード。彼女は、世界3大バレエ団と称される英国ロイヤル・バレエ団にて、階級の頂点に位置するダンサーを意味する、“プリンシパル”として活躍するバレリーナです。名作「ロミオとジュリエット」のジュリエット役や『くるみ割り人形』でクララ役を演じています。
ジェニファー・ハドソン(グリザベラ役)
イリノイ州シカゴ出身。祖母が聖歌隊のメンバーだった影響もあり、幼い頃からショーやミュージカルに出演し、プロデビュー。2005年に名作ミュージカルを映画化した『ドリームガールズ』にてエフィー役を演じて映画デビュー。初映画出演にして、ゴールデングローブ賞はじめ各映画祭での賞を総なめし、さらにアカデミー賞でも助演女優賞を獲得しました。
ジェームズ・コーデン(バストファージョーンズ役)
イギリス出身のコメディアン、歌手、俳優。アメリカの超人気番組「ザ・レイト・レイト・ショー with ジェームズ・コーデン」にて司会を務める。この番組の人気コーナー「カープール・カラオケ」にはマドンナ、ウィル・スミス、レディー・ガガなどの豪華セレブが出演して、アメリカでは誰もが知る人気コメディアンです。
作品情報
原題 | Cats |
製作国 | イギリス・アメリカ |
ジャンル | ミュージカル |
上映時間 | 110分 |
監督 | トム・フーパー |
キャスト | フランチェスカ・ヘイワード、フランチェスカ・ヘイワード、ジェニファー・ハドソン、ジュディ・デンチ、ジェームズ・コーデン、ローリー・デビッドソン、スティーブン・マックレー、ジェイソン・デルーロ、レベル・ウィルソン ほか |
映画『CATS / キャッツ』を観た感想
テイラー・スウィフト、ジェームズ・コーデン… とにかく超豪華キャストにワクワク!
映画『CATS / キャッツ』は制作陣もキャストも超豪華!
映画『ドリームガールズ』でオスカーに輝いたジェニファー・ハドソン、映画『007/ゴールデン・アイ』シリーズのジュディ・デンチ、アメリカで人気のコメディアン、ジェームズ・コーデン、英国を代表する俳優イアン・マッケラン、そして誰もが知る人気歌手テイラー・スウィフトまで!
さらに監督は、『レ・ミゼラブル』『英国王のスピーチ』など数多くの名作を手がけたトム・クーパー、そして製作総指揮にはハリウッドを代表する巨匠、スティーブン・スピルバーグ。とにかく超豪華なキャストとスタッフが揃ったのが映画『キャッツ』!
物語は、各キャラクターが次々に登場し、各キャラクターが題材になった音楽が流れるため、好きな女優や俳優の番になると「おっ!キタ!」とワクワクします。
豪華キャストなのに、気味の悪いCG&不自然な猫人間で残念…!
酷評されている主な理由の1つでもあるのが「猫人間」
これを受け入れられるか否かで評価はだいぶ変わりそうです。
というのも、ここからは実写、ここからはCGというのがかなり分かりやすく、体形にフィットしていない不自然な体のライン、不自然に首輪が揺れたりとそっちばかりが気になってしまいました。猫のサイズに合わせて背景が大きくなっているのですが、そんな猫が普通にハイヒールをはいたり、サイズ感が統一されていなかったり…
個人的にはまあ、そういうものかなと割り切って普通に観ていましたが、この不自然な猫人間対する評価が本当に低いみたいです。
音楽は最高!ジェニファー・ハドソンが歌う「memory」は必須!
そんな酷評の映画『キャッツ』ですが、私が唯一感動したのがジェニファー・ハドソンが歌う名曲「memory」のシーンです。『ドリーム・ガールズ』の時から彼女のソウルフルなパフォーマンスが大好きでしたが、本作でもバッチリ魅せてくれました!
さらに見事なダンスシーンもたくさん登場する本作。バレリーナのキャストも数多く出演しているので、その見事なダンスを観る良い機会です(見た目は猫人間ですが…)
おすすめ度 3点 / 5点
猫人間すら乗り越えられれば大丈夫!(笑)
音楽とダンスを目的にすれば豪華キャストによるパフォーマンスを楽しめますよ。
ただ、正直サントラで充分感はあります。 あまり期待せずに観に行っても良いかと思いますが、他に観たい映画があればそちらに行くことをおすすめします。
誰もが知る名作「キャッツ」ですが、舞台だから生きる作品なのかなと思いました。
まとめ
今回は、映画『CATS / キャッツ』についてご紹介させていただきました!
- アメリカでは超酷評の映画『CATS / キャッツ』海外レビュー紹介
- 映画『CATS / キャッツ』概要紹介
- 映画『CATS / キャッツ』感想
実際どうなの?と気になった方は是非、ご自身の目で確かめてみてください!
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