映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』感想。伝説の歌姫ジュディ・ガーランドの半生を描いたアカデミー賞大本命映画!

2019 12/17
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『オズの魔法使い』主人公ドロシー役で一躍有名になり、47歳でこの世を去ったジュディ・ガーランドの半生を描いた映画『JUDY(邦題:ジュディ 虹の彼方に)』

2019年9月にアメリカでは461館限定で先行公開し、そしていきなり約3.3億円の大ヒットを叩き出す。当時、1500館で上映していたディズニー映画『ライオン・キング』の売り上げを抜かしてしまうほどの快挙を成し遂げました。

そんなアメリカで大絶賛の本作は、アカデミー賞大本命と言われており、日本公開は2020年3月6日公開です。

私は、先日参加したマカオ国際映画祭にて本作を鑑賞してきました!
本記事では、そんな映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』にのあらすじ、キャスト等の基本情報から、見どころ、そして実際に鑑賞しての感想までご紹介します!

目次

映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』概要

GAGA 公式YouTubeチャンネル

まずは、映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』ってどんな映画なの?という方のために、
映画のあらすじ、キャストやスタッフなどの基本情報についてご紹介します。

あらすじ

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1968年、かつてハリウッドの大スター女優だったジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、繰り返す遅刻や無断欠勤により仕事が減ってしまい、巡業ショーでどうにか生計を立てようとしていた。住む家もなく、借金も膨らみ続け、不本意ながら元夫に幼い娘と息子を預け、意を決してロンドン公演へと旅立つことに。

プレッシャーから「歌えない」と逃げ出そうとするが、いざステージの上に立つと一流歌手として観客を魅了。ショーは大盛況、パーティーで出会った若い青年ミッキー(フィン・ウィットロック)との新しい恋も順調のジュディだったが、次第にジュディの心の底にある疲労とプレッシャーが彼女をどんどん追い詰めていく…。

これは、47歳で生涯を終えたジュディ・ガーランドが亡くなる前の半年間を描いた物語です。

ジュディ・ガーランドって誰?

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映画の紹介の前に、まずはジュディ・ガーランド(Judy Garland)についてご紹介します。

ジュディ・ガーランドは、1939年『オズの魔法使い』で一躍大ブレイクし、その後も『スター誕生』や『若草のころ』などで見事な歌唱力を見せつけ、ハリウッドの大スター女優となる。

しかし、超多忙な毎日にジュディの精神はボロボロになっていく。
肥満を指摘されたジュディは、事務所からダイエット薬として覚せい剤を与えられ続け、さらに会社からのセクシャルハラスメントやパワーハラスメントといったストレスにより、精神的に追い詰められ、無断欠勤を繰り返していた。

ちなみに、同性愛というだけで監獄に入れられていた60年代のアメリカにおいて、ジュディは同性愛について理解する数少ないハリウッド俳優の1人でもありました。
LGBTの象徴でもあるレインボーカラーは、映画『オズの魔法使い』の名曲「オーバー・ザ・レインボー」が由来とも言われているそうです。

キャスト

レネー・ゼルウィガー(ジュディ・ガーランド)

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ジュディを演じるのは、映画「ブリジット・ジョーンズ」シリーズで有名なレネー・ゼルウィガー。映画『ブリジット・ジョーンズの日記』では13kg体重を増やして、アメリカ人ながらイギリス訛りの英語をマスターするほど、役作りに対する努力を惜しまない女優さんです。

個人的に大・大・大好きなミュージカル映画『シカゴ』では、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しています。

本作では、自由奔放でお騒がせだけど孤独で才能に溢れた主人公・ジュディを演じ、厳しいレッスンをこなして、本作では全楽曲を自ら歌い上げています。

既に本作にて本年度ゴールデングローブ賞にて主演女優賞【ドラマ部門】ノミネートされています。

フィン・ウィットロック(ミッキー・ディーンズ)

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本作でレネー・ゼルウィガーの次に紹介すべきか迷ったのですが、是非紹介したいのがフィン・ウィットロック!
彼は、ジュディの最後の夫ミッキーを演じています。

劇中でずっと(どこかで見たことある俳優さんだなあ?)と思っていたのですが、『ラ・ラ・ランド』のミアの元彼氏役で出演している方でした!(笑)

作品情報

英題Judy Garland
製作国イギリス
ジャンルドラマ、伝記
上映時間118分
監督ルパート・グールド
キャストレニー・ゼルウィガールー
ファス・シーウェル
アンディ・ナイマン
マイケル・ガンボン
フィン・ウィットロック
ジェシー・バックレイ
フィル・ダンスター
外部サイト 映画『ジュディ 虹の彼方に』公式サイト (日本)

映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』見どころ

ジュディを演じるレネー・ゼルウィガーによる圧巻の演技力

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映画を観ていると、たまに魂を感じる演技に出会える時がありまんか?

個人的には、映画『ジョーカー』のホアキン・フェニックスや、『ボヘミアン・ラプソディー』のラミ・マレックの演技にゾクッとしてしまうのですが、本作でのレネー・ゼルウィガーはまさにそれ!

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』や『シカゴ』も好きでしたが、「レネー・ゼルウィガー、やべえええ!!!」って思ったのは本作がはじめてです(笑)

特に歌のシーンはスクリーンに釘付けになるほど素晴らしいですし、精神錯乱になる彼女の演技は秀逸です。

また、ハリウッドの歌姫と称されたジュディを演じるために、厳しいレッスンを乗り越えて、劇中の楽曲も全て自ら歌っています。彼女を全身全霊を込めてジュディを演じていると言っても過言ではないと思います。

そのままアカデミー賞主演女優賞も是非是非レネーに取ってほしい…!

40代のジュディと少女ジュディ、2つの物語が交差して描かれる

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この映画は2つの時系列が交互に進んでいく構成をしております。

本作では、『オズの魔法使い』以降、会社から「ダイエット薬」と覚せい剤を与えられながら、休みなしに働かせられる13歳の少女ジュディの苦悩と、その苦悩が続き、薬漬けになってしまったどん底の40代ジュディの2つの物語が交互に描かれていきます。

どんどん壊れていく少女ジュディと、壊れた果てのジュディが交互に描くことで、現在の虐待やハラスメントといった社会問題をより印象的に訴えかけます。

ラスト7分、魂の「オーバー・ザ・レインボー」

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本作の見どころは、ラスト7分!
レネー・ゼルウィガー演じるジュディによる魂の「オーバー・ザ・レインボー」は本作の名シーンの1つになること間違いなしでしょう。

誰もが知る名曲なので、ジュディ・ガーランド自体を知らない方でも楽しめますよ。

ジュディの波乱の人生がはじまったきっかけになる『オズの魔法使い』の名曲を、ジュディの人生の終わりに歌い上げるこの切なさ!もうこれは劇場でみて下さい!

感想

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とにかくレネー・ゼルウィガーがやばい!それに尽きました!
メイクのせいなのか、かなり老けて見えますし、背中の空いたドレスを着れば、ガリガリで背骨が浮かび上がってしまう。でも、それがさらにリアリティがあって、女優ってすごいなあと思うばかりです。。

ただ、正直、ジュディ・ガーランド自体をよく知らない世なので会話や登場してくる映画、音楽には全然ピンとこなかったです。

また、当時のハリウッドが、俳優に薬物を飲ませてまでも仕事をさせていた事実は初めて知りました。最近のアカデミー賞は、社会的なメッセージをもつ映画が高く評価されている気がするので、アカデミー賞はいい線いくのではないでしょか?

個人的には、作品賞は『ジョーカー』で、主演女優賞はレネーに取ってほしい(笑)
ジョーカーは最高でした。。。

おすすめ度 点  4 / 5点

  • ミュージカル好きにはおすすめ!
  • ジュディ・ガーランドをよく知らなくても、まあ大丈夫!
  • レネー・ゼルウィガーの演技力に魅了されよう!

本作はミュージカル映画ではありませんが、たくさんの歌唱シーンが登場します。
そのため、ミュージカルや音楽が好きな人にとっては楽しく観ることができると思います。

海外からの評価

海外での反応はどうでしょうか?

  • アメリカの有名映画サイト、IMDBでは、 7.2 / 10点
  • アメリカの辛口批評映画サイト、Rottentomatoesでは、 83 / 100%

海外レビュー抜粋

  • ジュディはきっとレネーが演じてくれて嬉しいと思う。それは人生をかけたパフォーマンスだった。
  • レネー・ゼルウィガーはジュディに見えるし、まるで彼女が歌っているかのように聴こえる
  • とても普通の伝記映画ですが、レネー・ゼルウィガーの情熱的な演技によって見ごたえがある映画になった
  • ジュディは、ハリウッドで最も偉大なスターの1人であり、その最大の犠牲者の1人

やはり主演レネー・ゼルウィガーに対するコメントが集中していました!
まだアメリカの限定公開でしか上映がされていないですが、今後アジアも含めてどんな反応か楽しみですね!

まとめ

今回は、以下についてご紹介させていただきました!

  • 映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』概要
  • 映画『JUDY(ジュディ 虹の彼方に)』見どころ
  • 感想
  • 海外からの評価

日本での公開は、2020年3月6日 全国順次公開!
是非、気になったら劇場に足を観てください!

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