今年で第4回を迎えた、マカオ国際映画祭。
歴史はまだ浅いものの、毎年世界各国から豪華なゲストを迎えており、マカオの新しい観光行事になりつつあります
そんな今注目の新しい国際映画祭に、実際に行ってきました!
本記事では、マカオ国際映画祭とは何か?見どころ、そして実際に行ってきた会場の様子や感想をご紹介します。
マカオ国際映画祭とは
まず、マカオ国際映画祭って何?という方にむけて、映画祭の概要や基本情報についてご紹介します!
マカオ国際映画祭 概要
西洋と東洋の交流地点であるマカオ。
今年で4回目を迎えたマカオ国際映画祭(IFFAM)は、世界各国から集められた約50本の映画を上映しています。
ノミネートされた中から優秀な作品を選定するコンペティション部門を中心とし、他にも New Chinese Cinema部門では、映画祭前年度の優秀な中国映画8本で競い合うコンペティションも開催。
俳優にフォーカスをおいた部門や、ショートフィルムなど、幅広い視線から映画を選定しています。
また、今まで”カジノ”のイメージばかりが強かったマカオですが、この映画祭は新しいマカオの観光イベントになりつつあります。
名称(英語) | The 4th International Film Festival & Awards Macao (IFFAM) |
開催日時 | 12.5~12.10 2019 |
会場 | ・マカオ文化センター ・ Cinemateca Paixão ・ マカオタワー(Macao Tower Convention and Entertainment Centre) ・ 舊法院大樓 (Old Court Building) |
料金 | 60MOP(約800円) |
公式サイト | 公式サイト(英語) |
オープニング、コンペティションなど様々な部門がある!
マカオ国際映画祭には、様々な部門が用意されています。
各部門のテーマに沿って選び抜かれた計50本ほどの作品がマカオ国際映画祭にて上映されます。
- オープニング部門
- クロージング部門
- ACTRESS IN FOCUS部門
- インターナショナル・コンペティション部門
- NEW CHINESE CINEMA部門
- GALA部門
- FLYING DAGGERS部門
- WORLD PANORAMA部門
- DIRECTOR’S CHOICE部門
- SPECIAL PRESENTATIONS部門
- 20th Anniversary of Macao Special Presentations部門
- ショートフィルム部門
映画祭のメインは、インターナショナル・コンペティション部門!
世界中から集められた映画の中から、さらにノミネートされた計10本で競い合うコンペティションです。インターナショナル・コンペティションにエントリーできるのは「初監督作品または2作目の監督作品」という条件があり、これはマカオ国際映画祭独自です。
日本の作品は観れるの?
マカオ国際映画祭には、日本からもいくつかの映画が出品されています。
奥山大史の監督作「僕はイエス様が嫌い」は、2018年マカオ国際映画祭にてスペシャル・メンション賞を受賞し、当時審査員を務めていたチェン・カイコー監督が良く評価していたといいます。
今年は、三池崇史監督『初恋』がFLYING DAGGERS部門にてノミネートされたり、DIRECTOR’S CHOICE部門では日本を代表する小津安二郎監督の名作『東京物語』が上映されました。
字幕はあるの?
国際映画祭なので、英語には必ず対応しています。
広東語を母国語とするマカオですが、監督やキャストのスピーチの内容も、英語と広東語の両方で通訳されます。
マカオ国際映画祭の場合は以下の通り。
英語圏映画の場合 | 字幕:広東語 |
英語圏以外の映画の場合 | 字幕:英語+広東語 |
また、日本語字幕はありません。
日本映画の場合は音声は日本語なので、そのまま楽しむことができます。
マカオ国際映画祭の見どころ
次に、マカオ国際映画祭の見どころをご紹介します。
1.世界で活躍する監督や俳優・女優を一目みるチャンス!
国際映画祭の見どころは、何といっても世界で活躍する名監督や名俳優・女優を生で見ることができること!
マカオ国際映画祭の今年の目玉は、リリー・ジェームズ(Lily James)!
映画『シンデレラ』や『ベイビー・ドライバー』でヒロインを演じ、最近では『イェスタディ』での出演でまた話題になっている人気女優が、今年マカオ国際映画祭に参戦。
また、今年のタレント・アンバサダーを務め、やはり人気だったのは韓国の超人気アイドルEXO(エクソ)のスホさん。また、日本からは三池崇史監督、窪田正孝さんらが参戦。
さらに、日本だけではなくアジアでも人気のGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太さんは、“アジアの次世代スター8人”の1人に選出され、会場ではアジアのファンを魅了しました。
2.話題の新作映画を、劇場公開前に観ることができる!
映画祭の魅力は、劇場公開前の作品をいち早く観ることができること!
マカオ国際映画祭のオープニングは『ジョジョ・ラビット』で、第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿をユーモアを交えて描いた作品で、日本公開は来年予定。
私はレネー・ゼルウィガー主演の話題作『JUDY 虹の彼方に』をどうしても早く観たくてマカオ国際映画祭に参加しました!日本公開は来年の3月なのでどうしても待てず(笑)
このように映画祭で上映される作品は、劇場公開前のものばかりなので、いち早く観ることができるのです!
3.同日開催のマカオ国際パレードも見逃すな!
実は、毎年映画祭の開催期間に合わせて、マカオでは「マカオ国際パレード」が開催されています。
現地の各アート団体が出演して競い合いコンペティションで、毎回大変にぎわっていますよ!
映画って長くて、何本も観ると結構体力を使います…
休憩がてら映画祭の合間にマカオ観光するのもおすすめですよ!
主催 | マカオ文化局 |
電話 | +853 2836 6866 |
公式サイト | 公式サイトはこちら(英語) |
マカオ国際映画祭 実際の様子と感想
マカオ国際映画祭のチケットを買うまで
国際映画祭で不安なのは、全て英語で対応しないといけないこと…
英語はまだまだ勉強中なので大丈夫かなと不安でしたが、どうにかチケットを購入して、引き換えることができました。流れは以下の通り。
- 作品のスケジュールを確認する
- チケット購入サイトへ移動する
- 必要な情報をいれてチケット購入
- 現地でチケットを発券する
チケットは、映画祭の公式サイトから購入できます。
上映日時は観たい作品のページに記載されているので、自分のスケジュールを確認してOKなら「BUY TICKET」をタップ。
そうするとチケット購入ページへ移動するので、あとは通常通りに名前やクレジットカードの情報をいれて完了です。決済が終わるとQRコードが添付されたメールが送られてきます。
当日は、会場にあるこのチケット引換機でQRコードをスキャンすれば、紙のチケットがプリントされるので完了です!意外と簡単でした!
マカオ国際映画祭の感想
私はレネー・ゼルウィガー主演『JUDY 虹の彼方に』を観たくて今回マカオ国際映画祭にはじめて参加してきました。
作品自体すごく楽しみにしていたのでいち早く観れて良かったです!
マカオ国際映画祭は、華やかで楽しかったですが、毎年参加している東京国際映画祭と比較してしまうと、どうしても規模や盛り上がり度は小さいなと感じてしまいました(笑)
もともとマカオは狭く、映画館自体も3つしかありません。
まだ4年目の映画祭なのでこれから!って感じでしょうか。
マカオの文化局自体がこの映画祭に力を入れているらしいので、これからどんどん大きくなっていくのかもしれませんね!
注意事項
最後に、マカオ国際映画祭に行く際の注意事項をご紹介します。
- 入場時間や開始時刻はゆるい?ピッタリはじまるわけではなさそう
- 会場はバラバラなので、はしごするならバス移動が必要!事前に時間の確認を!
- 映画祭+パレードで人が多い!香港を行き来するフェリーは満席の可能性も?あらかじめチケットを買っておこう!
私は今回香港に滞在して、フェリーでマカオに行ったのですが、この期間は映画祭もパレードもやっていて沢山の人がフェリーを利用するため、フェリーはすぐに満席になります(泣)
結局2時間先の便に乗って香港へ帰りましたが、先にフェリーのチケットを買っておけばなあと反省…
まとめ
今回は、
- マカオ国際映画祭とは
- マカオ国際映画祭の見どころ
- マカオ国際映画祭 実際の様子と感想
についてご紹介しました!
海外の映画祭って、日本とまた違う雰囲気ですごく楽しいので、是非みなさんも一度行ってみてくださいね。
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