香港のアクション俳優ドニー・イェンが詠春拳の達人イップ・マンを演じる「イップ・マン」シリーズが遂に完結!
本場の香港をはじめ、台湾や中国など各国では2019年12月20日に公開!
また、日本公開も2020年5月8日に決定しました!
私は、シリーズ1作目からイップ・マンのファンなので、完結作をいち早く観ようと、本場の香港にて早速ウォッチしてきました!
本記事では、映画『イップ・マン 完結』のあらすじなどの基本情報から、本作の見どころ、そして私が実際に観に行った感想をご紹介します。
映画『イップ・マン 完結(Ip Man 4)』概要
まずは、映画のあらすじ、キャストやスタッフなどの基本情報についてご紹介します。
あらすじ
詠春拳の達人イップ・マン(ドニー・イェン)は、退学を言い渡されてしまった息子の新しい学校を探すべく、アメリカ・サンフランシスコへ行くことに。学校への推薦状を貰うため、知り合いのツテでサンフランシスコにあるチャイナタウンへ出向いたイップ・マン。挨拶のため中国武術コミュニティのマスター達の元を訪ねるが、そこで「イップ・マンの弟子であるブルース・リーが、異国人にカンフーを教えている」と厳しく忠告を受けてしまう。”異国人でもカンフーをする資格はある”とブルース・リーを庇い、マスター達に意見するイップ・ マンだったが、そのせいでマスターとの関係が悪くなってしまう。そして後日、久しぶりに教え子であるブルース・リーの元を訪ねるイップ・マンだったが…。
キャスト
ドニ―・イェン(イップ・マン)
イップ・マンを演じるのはお馴染み、ドニ―・イェン。
『イップ・マン 序章(2008年)』で香港アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。
大人気「スター・ウォーズ」シリーズの『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)では、盲目の戦士を演じてさらに有名に。なんといってもキレッキレのアクションに注目です!
チャン・クォックワン(ブルース・リー)
誰もが知る香港俳優、ブルース・リーを演じるのはチャン・クォックワン。
前作のラストシーンに一瞬登場したブルース・リーですが、本作ではしっかり出演しています。また、この俳優さんどこかで見たことあるなと思っていましたが、あのチャウ・シンチー監督・主演『少林サッカー』にてゴールキーパー役で出演している方でした!(笑)
作品情報
原題 | 葉問4:完結篇 |
英題 | IP MAN 4: THE FINALE |
製作国 | 香港 / 中国 |
ジャンル | アクション / ドラマ |
上映時間 | 105分 |
監督 | ウィルソン・イップ |
キャスト | ドニー・イェン、スコット・アドキンス、チャン・クォックワン |
外部サイト | 映画『イップ・マン 完結』公式サイト(日本) |
映画『イップ・マン 完結(Ip Man 4)』見どころ
遂にイップ・マンの愛弟子、ブルース・リーが登場!
これまでのシリーズと違い、本作ではあのブルース・リーが登場!
日本だとイップ・マンよりブルース・リーの方が有名ですし、今までイップ・マンシリーズを観ていなかった方でもブルース・リーが出ているなら…と観に行く方も多いのではないでしょうか!?
劇中ではもちろんブルース・リーのアクションシーンもありますので、本作の見どころになること間違いなし!個人的にはブルース・リーの叫びながら闘うド派手なものより、イップ・マンのポーカーフェイスで静かに闘う方が好きですが(笑)
興奮間違いなしのバトルシーン!カンフー VS アメリカ海軍
これまでは香港占領下の日本軍、イギリス軍、そしてアメリカのボクサーなどが敵役として登場しましたが、本作の敵はなんとアメリカ海軍!
映画『フルメタル・ジャケット』の鬼教官・ハートマン軍曹を彷彿させるようなアメリカ海軍が登場し、異国の武術である”カンフー”を馬鹿にして理解を示そうとしません。さらには、サンフランシスコにあるチャイナタウンを潰そうと計画を企てます…。
本作ではそんなアメリカ海軍とカンフーの闘いが描かれています。
シリーズ完結編!イップ・マン、最後の闘い!
公式サイトや予告編にも記載されていますが、本作ではイップ・マンの最後の闘いが描かれています。勘の良い方ならなんとなく展開が読めてしまうかと思いますが、とにかく本作はこれまでの全シリーズの集大成といえる作品なのです!
2008年の『イップ・マン 序章』からはじまり、2010年『イップ・マン 葉問』、2015年『イップ・マン 継承』、そして2018年には『イップ・マン外伝 マスターZ』と過去4作品が公開され、約10年間の長いシリーズになりました。
そのため、最後の闘いのシーンでは思わず涙が…(最近涙腺が弱いのです)
感想(ネタバレあり)
大好きなイップ・マンシリーズ、観てきました!
結論からいうと、少しツッコミたい所もあったけど、細かく考えずに楽しめた!そしてラストシーンは思わず泣いてしまいました!という感想です。
公式サイトなどで ”完結編”や”最後の闘い”と記載されているので若干オチが予測できていましたが、これはイップ・マンが癌になってしまい、亡くなるまでの”最後の闘い”の話です。ラストシーンはシリーズファンにとっては堪らない終わり方になっているので注目です。
また、毎度の事ですが、やはり政治的なメッセージが反映されている映画だななという印象があります。
例えば、カンフー(中国伝統武術)とアメリカ海軍の闘いというストーリーは、現在の中国VSアメリカの関係そのもの。本作でのアメリカは、かなり悪者的なキャラクターで描かれており、中国武術で”悪(アメリカ)”を倒すという内容からかなり中国側の立ち位置についている映画だなあと思いました(笑)
その辺を割り切れば、楽しいですよ!アメリカでの評価も普通に高いですし(笑)
ちなみに、日本では「イップ・マンとブルース・リーがタッグを組む!」と宣伝していましたけど、実際は全然タッグは組んでいませんでした。ブルース・リーは確かに登場するけど、一緒に闘ってすらいませんのでご注意を。
おすすめ度 点 3.8 / 5点
- アジア好きにはおすすめ!
- シリーズ過去作を観ていなくても、大丈夫!(観てた方がいいけど)
- 詠春拳がカッコよすぎる!大興奮のアクションに魅了されよう!
シリーズものは「過去作を観てないから不安。。」という方も多いかと思いますが、内容的にも1作品で完結するので基本的に問題はないと思います。私は「イップ・マン」シリーズを見たことがない友人と観に行きましたが、友人も普通に楽しかった!と言っていました(笑)
ただ、今回は完結なので過去作を観てからの方が、これまでの歩みを知ることができてより深く映画を楽しむことができるとは思います。
海外からの評価
海外での反応はどうでしょうか?
- アメリカの有名映画サイト、IMDBでは、7.3 / 10点
- アメリカの辛口レビュー映画サイト、Rottentomatoでは、90 / 100点
- 香港の有名映画サイト、HONG KONG MOVIEでは、2.3 / 5点
海外レビュー抜粋
- ドニー・イェンとスコット・アドキンスの激しいバトルシーンが興奮した!
こういう映画をもっと作ってほしい! - 素晴らしい映画、素晴らしいフィナーレだった。イップ・マンとブルース・リーは間違いなく偉大なアジアのヒーローです
- 人種差別、いじめ、移住問題、家族の価値観などを浮き彫りにする映画
アメリカのレビューサイトでは高評価の本作!アメリカ海軍が敵役といえど、映画は映画と割り切って楽しんでいる人が多いようですね。
まとめ
今回は、以下についてご紹介させていただきました!
- 映画『イップ・マン 完結(Ip Man 4)』概要
- 映画『イップ・マン 完結(Ip Man 4)』見どころ
- 感想
- 海外からの評価
日本での公開は、2020年5月8日 全国順次公開!
イップ・マン最後の闘い、是非劇場で観に行ってください!
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