喜劇王、チャーリー・チャップリン(Charles Chaplin)
映画は観ていなくても、誰しもが一度は名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
私は、チャップリンファン中の1人でもあり、はじめて『街の灯』を観たときの切なさは今でも記憶に残っています。
他にも『独裁者』や『モダンタイムス』など、数多くの名作を残してきたチャップリン。
個人的ベストは後期作品の『ライムライト』です。
そんなチャップリン好きには堪らない博物館「チャップリン・ワールド」がスイスにあると聞き、早速行ってきました(笑)
基本情報からアクセス方法、そして実際にどんなところかご紹介します!
「チャップリン・ワールド」とは?
俳優、監督、プロデューサー、脚本家、作曲家… 多方面で才能を発揮していた天才チャップリン。
映画『独裁者』でチャップリンが“反戦”を訴えたスピーチはあまりにも有名ですね。
そんな平和を愛するチャップリンが晩年の25年を過ごしたのは、永世中立を掲げるスイスでした。
そんなスイスのチャップリンの邸宅の跡地に構想15年かけてできたのが、チャップリン博物館「チャップリン・ワールド」です。
チャップリンの映画の世界の中に入ったかのようなセットが沢山あってファンには堪らないスポットです。
1.「チャップリン・ワールド」基本情報
まずは、チャップリン・ワールドの基本情報についてご案内します。
敷地内は、主に2つのパートに分かれます。
- 名作映画のセットが再現された、スタジオ(The Studio)
- チャップリンが実際に暮らしていた邸宅、マノワール・ド・バン(Manoir de Ban)
見る順番は特に決まっていないので、好きなところから見ることができます。
住所 | Chaplin’s World By Grévin Route de Fenil 2CH – 1804 Corsier-sur-Vevey Swizweland |
電話番号 | +41 842 422 422 |
アクセス | Vevey駅 バスで約15分 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
料金 | 大人 CHF25、小人 CHF18 |
外部リンク | 公式サイト(英語) |
予約 | チケット予約ページ(英語) |
2.場所・アクセス方法
チャップリン・ワールドはスイスのレマン湖の観光都市、Vevey(ヴヴェイ)にあります。
私は、Lausanne(ローザンヌ)とGeneva(ジュネーヴ)を旅行した際に、ここへ寄ることにしました。
電車でいける距離でしたので。
チャップリン・ワールドへは、ヴヴェイ駅からバスに乗る必要があります。
料金は大体CHF3~4(300~400円)ほど。
212番のバスに乗って約15分ほどのところにある「Corsier-sur-Vevey, Chaplin」というバス停で下車します。
前半の単語はフランス語でよく分からないですが、とりあえず「Chaplin(チャップリン)」だけ聞き取れれば問題なし!降りるブザーを押しましょう!
そもそもこのバスに乗っている人(年配層)は、ほとんどがチャップリン・ワールド行きなので、そのまま付いて行ってもいいかもしれません(笑)
3.チケット購入方法
さて、無事到着したらまずチケットを購入しましょう!
正門を入って左側にチケットカウンターがあります。
当日料金は以下の通りです(2019年11月28日現在)
大人 | 16~59歳 | CHF 25(約2700円) |
小人 | 6~15歳 | CHF 18(約2000円) |
子供 | 6歳以下 | 無料 |
シニア※ | 60際以上 | CHF 23(約2500円) |
学生※ | CHF 23(約2500円) |
※身分証明書提示あり
ファミリーチケットなどの特別プランもあるようなので、詳しくはこちらを確認してください。
「チャップリン・ワールド」の3つの見どころ
無事入場できたら、早速ミュージアムを見学しましょう!
先ほどご紹介したとおり、ミュージアム敷地内は主に2つに分かれています。
- 各名作映画のセットが再現された、スタジオ(The Studio)
- チャップリンが実際に暮らしていた邸宅、マノワール・ド・バン(Manoir de Ban)
そんな、チャップリン・ワールドの見どころを3つご紹介します!
1.チャップリン名作映画の世界に浸る!フォトスポットもたくさん
まず、最大の見どころは、正門左にあるスタジオ(The Studio)内の展示物!
映画で使われたセットを忠実に再現しているコーナーでは、
チャップリン名作映画の世界にどっぷり浸かることができちゃいます。
チケット売り場すぐに入口があり、小さなスクリーンに案内されます。
そこではチャップリンの生涯を紹介するショートフィルムが上映され、上映が終了するとスクリーンが上にあがっていき、その奥に”映画の中”へ通じる通路が登場する、というロマンチックな仕掛け。
スクリーンの奥には、『街の灯』、『キッズ』、『黄金狂時代』などの名シーンが再現されたセットがたくさんあり、全て撮影OK!
お気に入りの映画を選んで一緒に写真がとれますよ!
せっかくチャップリン・ワールドに行ったのに、(この映画何…?)ってなったら勿体ない!
そこで、チャップリン作品のこれだけはおさえておきたい!という映画をピックアップしました。
- 『黄金狂時代』
- 『モダンタイムス』
- 『街の灯』
- 『キッド』
- 『ライムライト』
- 『独裁者』
全作品観るに越したことはありませんが、これらを観ておけばチャップリン・ワールドを楽しむことができますよ!
2.チャップリンが晩年を過ごした実際の自宅を見学できる
次の見どころは、チャップリンが実際に暮らしていた邸宅、マノワール・ド・バン(Manoir de Ban)です!
ここは、チャップリンと家族が25年間暮らしていた邸宅で、リビングルームや寝室、書斎、お風呂場などがそのまま保存されています。
まるでチャップリンの自宅に招待されたかのような気分!
3.ファンには堪らない、限定グッズを買うことができる
チャップリン・ワールドには、ギフトショップがあります。
チャップリンに関する書籍、お菓子、杖やハットまで、チャップリンに関連する様々なグッズが売られています。
そしてチャップリン・ワールド限定グッズも購入することができるのです!
ここでしか買えないオリジナルグッズを是非チェックしてみてくださいね。
ちなみに、物価が高くて有名なスイス。 価格はそれなりにします(泣)
「チャップリン・ワールド」に行ってみての感想
大好きな映画の世界に紛れ込んだようで幸せだった…
チャップリン映画のファンとして、とにかく幸せな空間(泣)
個人的にも大好きな『街の灯』や『ライムライト』の世界に入り込めたような気分になるので、チャップリン映画好きにとっては最高の場所ではないでしょうか。
さらに、ここでは戦時中の映画史についても色々学ぶことができます。
冷戦下のアメリカで赤狩りにあったチャップリンは、ハリウッドから国外追放命令されてしまうなと、当時の映画史についてもここでは知ることができたので勉強になりました。
あと、庭園がすごく広くてのんびりできるのでおすすめです(笑)
ちなみに、、、オードリー・ヘップバーンのお墓を訪ねてきた。
せっかくチャップリン・ワールドに訪れたら寄っていただきたいのが、
スイス・ローザンヌ(Lausanne)にあるオードリー・ヘップバーンのお墓です
誰もが知る名女優、オードリー・ヘップバーンのお墓が、チャップリン・ワールドから電車で行ける距離にあります。
まとめ
今回は、
- 「チャップリン・ワールド」とは?
- 「チャップリン・ワールド」の3つの見どころ
- 「チャップリン・ワールド」に行ってみての感想
についてご紹介しました!
映画ファンには堪らないスイスにあるチャップリン・ワールド。
是非、みなさんも行ってみてくださいね
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