毎年、世界中からたくさんの観光客が訪れる、タイ。
日本からもアクセスしやすく、物価も安い!
アユタヤ遺跡やワット・ポーの巨大仏像など多くの観光地がありますよね。
そんなタイですが、実は ”映画館” が穴場な観光スポットということをご存じでしたか?
「なんでわざわざ映画館…?」とお思いの方も多いかもしれませんが、侮ることなかれ!
タイの映画館こそ、異文化を感じることができ、日本人が楽しめる!と自信をもっておすすめできる穴場観光スポットなのです。
本記事では、そんなタイの映画館について、また具体的に映画を観に行くまでの方法についてご紹介します。
タイにある映画館の4つの魅力
「そもそも、タイの映画館って日本と何が違うの?」と思われる方も多いはず。
そこで、まずはじめに、タイの映画館の4つの魅力についてご紹介します。
1.「国王賛歌」など、タイならではの映画館文化を体験できる
タイの正式名称は「タイ王国」。王様があってこその国です。
街を歩いてみると、道路やお店など至る所に王様の写真が飾られています。
さらに毎朝8時と夕方6時になると、公共の場所で国王賛歌が流れるのもタイならではの文化です。
そんなタイの王国文化を、実は映画館でも体験することができちゃいます!
タイの映画館では、予告編と映画の本編の間に王様の映像が1~3分ほど上映されます。
映像が上映されている間は、例え外国人であっても起立しなければいけません。
私は、はじめてタイで映画を観に行った際に何も知らず、周りがいきなり立ちはじめたのでかなり戸惑いました….(笑)
この起立は絶対的なものらしく、過去には国王賛歌に起立しなかったタイ人女性が不敬罪で逮捕されたというニュースも。。
映像の冒頭に「起立してください」という案内があるので、見逃さないように気を付けましょう!
2.日本では絶対に体験できない超豪華な映画館
タイの映画館は、超豪華です。
日本を含めて、様々な国の映画館を訪れた筆者ですが、こんなにリッチ映画館を見たことはありません。
大きなシャンデリアがある映画館や、館内にスポーツカーが展示されている映画館。
さらに映画館の中にスパやバーが完備されているところまで!
その中でも、私の1番のお気に入りの映画館をご紹介します。
ビュッフェ付きの豪華映画館!エンバシー・ディプロマット・スクリーン(Embassy Diplomat Screens)
タイ・バンコクにある複合商業施設「セントラル・エンバシー」(Ploenchit Road)の6階にある、”タイで最も贅沢な映画館”です。
上映前にはロビーラウンジでお酒やビュッフェが楽しめます。
スクリーンの中も超豪華!リクライニングの座席、枕・ブランケット常備、専用の冷蔵庫や、充電ケーブルまで。
さらにスタッフが出来立てのポップコーンを座席まで届けてくれますよ…(笑)
チケット料金は、約3500円程とタイの映画館にしては高額でした。
しかし、ビュッフェ付き、ドリンク飲み放題で豪華なシートが体験できてその価格なら絶対にお得だと思います!
皆さんも是非、行ってみてくださいね!
住所 | 1453 Phloen Chit Rd, Lumphini, Pathum Wan District, Bangkok 10330 タイ |
営業時間 | 10:00~22:00 |
アクセス | BTSプルンチット駅直結 |
公式サイト | http://www.embassycineplex.com/ |
3.チケットが安くてお得!日本の1/5の料金で観れる!
タイの映画館のチケット料金は、日本よりかなり安いです!
映画館や上映形態によって多少誤差はありますが、通常のチケット料金は大体100~200バーツ(360円~720円)前後です。
日本と比較すると、なんと1/5の価格… 恐るべしタイの映画館。
また、日本映画も頻繁に公開されているタイ。
英語が全く分からない!という方は日本映画をみてみてはいかがでしょうか?
4.日本より映画の公開が早いので、最新の海外映画がいち早く観れる
タイでは、日本では公開されていない最新映画をいち早く観ることができます。
私は、2019年12月にタイで「スパイダーマン スパイダーバース」を観ました。
スパイダーマンシリーズ初のアニメ化でしたし、何より最高傑作!と評価が高かったのでいち早く観たい!と思い、
タイで観たわけですが、日本公開はなんとその3ヵ月後でした…
そもそも日本って公開がかなり遅いんですね。作品によりますが、1年くらい遅い時もよくある話だとか。
日本ではなかなか観れない最新の海外映画を誰よりも鑑賞できるのがタイの映画館なのです!
タイの映画館で映画を観る方法
次に、具体的な映画チケット購入までの方法についてご説明します!
大まかな流れはこんな感じ。
- 上映スケジュールを調べる
- 料金を確認する
- チケットを窓口で購入する
1 作品を選ぶ・上映スケジュールを調べる
まずは、映画の上映スケジュールを調べる方法について。
一番簡単なのは、Googleの上映スケジュールで確認することです。
各映画会社の公式サイトを確認する方法もありますが、何の映画館がどこにあって、どの作品が何時にやっているのかバラバラしており、個人的に分かりづらくて利用していません。
一方でGoogleは簡単。
例えば、「バンコク 映画 スケジュール」で検索するだけ。
下記の情報が一発で表示されます。
- 作品名
- 映画館
- スケジュール
- 距離
- 字幕 / 吹替え情報
気になる映画や映画館があれば、リンクをタップして詳細をチェックしましょう。
私はいつもこの方法で映画館のスケジュールを確認していますよ!
映画に行く前に注意したいのが、タイの映画館の字幕・吹替えについてです。
当たり前ですが日本語字幕はありません。
日本映画の場合、日本語音声+英語・タイ語字幕の場合のあればタイ語吹替えの時も。
せっかく観に行ったのに、タイ語吹替え版で理解できなかった…だと悲しいですよね。
こちらの表示を必ず確認するようにしましょう!
- [JP] 音声:日本語
- [ST] 音声:日本語
- [EN] 音声:英語
- [ST/ET] 音声:日本語 / 字幕:英語・タイ語
- [TH] 音声:タイ語
2 料金を確認する
タイの映画館は、場所や曜日によって料金が異なります。
そのため、各映画館のサイトで確認が必要です。
流れは以下の通りです。
- 観たい作品と行きたい映画館を決める
- Googleの検索結果から映画館をタップ→公式サイトにとびましょう。
- 言語表示を英語に切り替える(大体のサイトは、右上か左上に”ENG”ボタンがあります)
- 作品と時間を選択して座席ページへ移動
すると、料金(赤マル部分)が表示されます。
この方法で料金確認が簡単にできますよ。
このままクレジットカードでチケット購入してもいいですし、
席が空いているようでしたら、窓口で購入するものいいですね!
3 チケットを窓口で購入する
次に、映画チケットを窓口で購入する方法についてご説明します。
タイの映画館はモニターでチケットを購入することができるので、スタッフと英語で会話する必要はありません。
そのため、自分のペースでチケットを購入できます。
大まかな流れはこちら。
- 言語表示を日本語に切り替える(日本語が無い場合もあります)
- 作品と時間を選択する
- 支払い(クレジットカード OR 現金)
こちらは日本の映画館と要領は同じですので、分かりやすいかと思います!
上映中の注意事項
最後に、タイの映画館の注意事項をご案内します。
- 国王賛歌の時は、起立しましょう
- 館内は冷房ガンガンなので、上着を持参しましょう
- 予告編がとても長い(20~30分くらい)ので、入場はギリギリでもOK
特に国王賛歌の起立は、”外国人だからといって立たなくていい”わけではありません!
意外と忘れがちなので気を付けましょう。
まとめ
今回は、
- タイにある映画館の4つの魅力
- タイの映画館で映画を観る方法
についてご紹介しました!
タイに住んでいる方はもちろんですが、タイ旅行の穴場観光スポットとしてもおすすめできるタイの映画館は必見です!
数千円で超リッチな体験ができるなんて、夢のようですよね!
是非、みなさんも一度体験してみてくださいね。
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