“映画博物館”こと「シネマテーク・フランセーズ(Cinémathèque française)」はフランス・パリにある私立文化施設で、4万本以上の映画作品と、映画に関する資料、物品が所蔵されています。
名作『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラが実際に着ていたドレスなど、超貴重な映画の記録を見ることができ、また、巨匠から新進気鋭の若手監督の特集など様々な映画の上映も行われており映画ファンにとって絶対に訪れたいスポットの1つではないでしょうか。
本記事では、そんなシネマテーク・フランセーズの基本情報から、見どころ、そして私が実際に行ってきた感想をご紹介いたします。
シネマテーク・フランセーズ概要
基本情報
住所 | 51 Rue de Bercy, 75012 Paris, フランス |
電話番号 | +33 1 71 19 33 33 |
アクセス | メトロ6号線・14号線ベルシー(Bercy)駅 徒歩6分 |
営業時間 | 月・水〜日曜日 12:00〜19:00 |
定休日 | 火曜日 |
料金 | 大人:5€割引料金:4€18歳未満:2.5€6歳未満:無料 |
外部リンク | 公式サイト(フランス語) |
アクセス方法
シネマテーク・フランセーズはパリ北東部に位置します。
モンマルトルからだと電車で約40分。
最寄駅のベルシー(Bercy)駅から歩いて6分ほどかかります。
ベルシー(Bercy)駅は地下鉄6号線・14号線が通っていますし、アクセスのしやすさも悪くないですよ!しかも駅の周りには飲食店も立ち並んでいるのでお昼の前後に訪れてテラス席でランチもできます。
チケット購入方法
チケットは博物館に入って受付で購入できます。
スタッフによるかもしれませんが、英語も通じました。
また「大人何枚」か伝えるだけなのでジェスチャーでも十分な気がします(笑)
料金は以下の通り。
- 大人:5€
- 割引料金:4€
- 18歳未満:2.5€
- 6歳未満:無料
※第1日曜日は全員無料!
日本語の音声ガイドもしっかり用意されていましたよ。
受付で音声ガイドもつけるか聞かれましたが、私は頼まずに入場しました。
ちなみに、荷物を預けられる場所もあるので荷物が多い方やコートなども全部無料で預けられますよ!
私は真冬に行き、コートやマフラーが邪魔だったので、この預かりサービスは地味に嬉しかったです(笑)
シネマテーク・フランセーズの3つの見どころ
ここからシネマテーク・フランセーズの見どころを3つのポイントに分けてご紹介いたします。
1.超貴重な映画のキロクや展示品を見ることができる!
まず、第1の見どころは貴重な展示コレクションを見ることができること!
フランス・パリにある映画博物館ではありますが、コレクションの対象はフランス映画だけではありません。世界中のさまざまな作品のコレクションが数多く展示されています。
4万点ほどのコレクションがあると言われていますが、その中でも注目していただきたいものを個人的にピックアップしてみました!
- ジョルジュ・メリエス監督『月世界旅行(1902年)』の衣装
- アメリカの喜劇俳優バスター・キートンの帽子
- 名作『風と共に去りぬ(1939年)』にてスカーレット・オハラ演じるヴィヴィアン・リーが着用していたドレス
- カトリーヌ・ドヌーヴ主演『シェルブールの雨傘(1964年)』のデザイン画や撮影風景写真
- ヒッチコック監督『サイコ(1960年)』で使用された小道具
- フリッツ・ラング監督『メトロポリス(1927年)』劇中で使用されたロボット
名だたる名作映画の超貴重な展示品ばかりですよね!
2.毎回様々な特集の映画が上映されている!
シネマテーク・フランセーズは展示物だけが魅力ではありません!
ここでは毎回特集で組まれた映画も鑑賞することができ、毎回パリのシネフィル達が集っています。
しかもここで上映される映画は日本では中々見ることのできない特集が多いので、映画ファンには堪らない機会!『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』のジャン=リュック・ゴダール特集など日本人にとっても馴染み深いフランスの名作特集もあります。
ただ、もちろんフランス語のみで、日本語字幕はありません。
時間も2時間前後はとられてしまうので、時間に余裕があって、体験としてでもシネマテーク・フランセーズを楽しみたいのであれば、映画鑑賞も良いかもしれません!
3.色々な映画グッズが買える売店「LIBRAIRIE」
是非立ち寄っていただきたいのが、1階にある売店「LIBRAIRIE」です。
シネマテーク・フランセーズの展示会の外にあるので、チケットを購入する必要もありません。
ここには、映画のポストカード、トートバッグ、書籍、文房具、生活用品など、あらゆる映画グッズが揃っていて映画ファンには堪らない売店!
中には、日本映画グッズもいくつかありました(ほとんどは黒澤明かジブリ関係)
私はデヴィッド・リンチ監督のトートバッグを購入!
監督自身のイラストと、彼の代表作のイラストがゆるく描かれていて一目惚れ。。
特に『エレファント・マン』の顔がシュールで気に入っています(笑)
シネマテーク・フランセーズに行ってみての感想
パリの映画博物館と呼ばれるだけあり、映画ファンなら堪らない空間でした!
ただ、映画ファンといってもこの空間を楽しめるのは人を選びそうです。
というのもシネマテーク・フランセーズに展示されているのは、1920年代〜1960年代前後の名作ばかり。邦画ファンならもちろん、洋画ファンといっても「マーベル」や「最新ハリウッド」ファンであれば、知らない映画ばかりかもしれません。
私は名作映画が好きだったので『月世界旅行』の衣装を観て大興奮でしたが、一緒に行った友人は「何それ?」という感じでした(笑)
なので、昔の名作好き、映画史が好き・学びたい方にとっては最高の空間でしょう!
まとめ
今回は、
- シネマテーク・フランセーズとは?基本情報
- シネマテーク・フランセーズの3つの見どころ
についてご紹介しました!
名作映画が好きな人にとっては本当に堪らない空間です!
是非、みなさんも一度体験してみてくださいね。
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