アメリカの辛口レビューサイト RottenTomatoseで88%の高評価を叩き出きだした話題のホラー映画『Ready or Not(レディ・オア・ノット)』。
全米では2019年8月21日に公開され、アジアやヨーロッパ各国で順次公開しているカナダ・アメリカ合作映画です。
近年、日本でも『ゲット・アウト』や『クワイエット・プレイス』などホラー映画がどんどん人気になってきていますよね。
私もそんなホラー映画ファンの1人なので、いち早くウォッチしてきました!
海外で沸々と話題になりつつも、日本では情報があまり解禁されていない本作。
どんな内容?キャストは?面白いの?という疑問にお答えしつつ、 見どころや私の感想、そして気になる日本公開についてご紹介します。
映画『Ready or Not(レディ・オア・ノット)』概要
まずは、映画のあらすじ、キャストやスタッフなどの基本情報についてご紹介します。
あらすじ
若くて美しい花嫁グレース(サマラ・ウィービング)は、ボードゲームビジネスで富を築いてきた大富豪一族の息子・アレックス(マーク・オブライエン)と結婚式を挙げる。幸せな結婚式の夜、グレースは夫の一族の伝統であるというゲーム「Hide and Seek(かくれんぼ)」に参加することに。夫の一族が鬼となり、グレースが屋敷内を朝方までに逃げきることができれば勝ちというシンプルなルールを聞き、何気ない気持ちで参加するグレース。
しかし、ゲームの途中、夫の一族がグレースと勘違いしてメイドを射殺。それを目の当たりにしたグレースは、”命がけ”のかくれんぼゲームといういことを知るのだった…。
果たしてグレースは逃げ切ることができるのか?
そして夫の一族の恐ろしい伝統の秘密とは?
本作は、残虐な一族からひたすら逃げまくるヒロインをグロテスク&ユーモラスに描いたホラー映画です。
キャスト
サマラ・ウィービング(グレース役)
主人公グレースを演じたサマラ・ウィーヴィングは、Netflixオリジナル映画『ザ・ベビーシッター』やアクションホラー映画『Z Inc. ゼット・インク』に出演するオーストラリア出身の若手女優。
さらに映画『スリー・ビルボード』では、主人公の元夫の19歳のガールフレンド、ペネロペ役で出演(この時は、髪色はブロンドではなくブラウンでした)
本作では美しい花嫁から恐怖の体験によってどんどん壊れていくヒロインを熱演しています。
サマラ・ウィーヴィングはSNSこちら→ Instagram / Twitter
作品情報
原題 | Ready or Not |
製作国 | カナダ、アメリカ合衆国 |
ジャンル | ホラー、コメディ、スリラー |
上映時間 | 95分 |
監督 | マット・ベティネッリ=オルピン、タイラー・ジレット |
キャスト | マラ・ウィービング、アダム・ブロディ、マーク・オブライエン、ヘンリー・ツェーニー その他 |
公式サイト(US) | http://www.foxsearchlight.com/readyornot |
映画『Ready or Not(レディ・オア・ノット)』見どころ
次に、本作の見どころを3つに分けてご紹介します。
- テンポが良いので、エンタメ映画として楽しめる!
- 血まみれヒロイン、サマラ・ウィーヴィングが美しすぎる!
- ラストシーンのぶっ飛び感が最高(ネタばれなし)
テンポが良いので、エンタメ映画として楽しめる!
ホラー映画というだけで一歩引いてしまう方もいるかもしれませんが、恐れることなかれ!
『Ready or Not(レディ・オア・ノット)』はとにかく話のテンポが良く、上映時間95分とコンパクトにまとまられているため、中だるみなくあっという間に観れます。
さらに、鬼となる夫の一族には個性的なキャラクターが勢ぞろい。
夫の母は、普段は美しくておしとやかな性格ですが、ゲームがはじまると豹変してグレースを殺そうとしたり、夫の叔父は、弓矢の使い方が分からずYoutubeでこっそり調べたりと可愛い一面も(笑)
シリアスで暗いホラー映画というより、コメディ要素が多めなので、もはやこれはエンタメ映画といえるでしょう!
血まみれヒロイン、サマラ・ウィーヴィングが美しすぎる!
本作で注目したいのは、なんといってもヒロインです。
ホラー映画におけるヒロインは、唯一、劇中で鑑賞者が共感できるキャラクター。『クワイエット・プレイス』のエミリー・ブラントや、『ドント・ブリーズ』のジェーン・レヴィなどの名演技はまだ記憶に新しいですが、本作のサマラ・ウィーヴィングの演技にもご注目。
映画が進むにつれ、ただの”美しい花嫁”から、ドレスを破り、ヒールを脱ぎ捨て、銃を片手に”血まみれの花嫁”へと豹変していく演技は本作の一番の見どころです。
ラストシーンのぶっ飛び感が最高(ネタばれなし)
本作のネタばれは控えますが、私が一番興奮したのはラスト!
多くは語れませんが、とにかくぶっ飛んでいます!
おそらくみなさんが想像できないようなぶっ飛び方をしています(笑)
最後にヒロインがボソッとつぶやく一言があるのですが、スカッとした気分でエンドロールを迎えることができました。
気になる方は、是非本編をご覧ください…!
感想
「RottenTomatoで高評価のホラー映画」くらいの前情報しかなく、あらすじなども特に読まずに鑑賞してきました。そんな私の感想をご紹介します。
グロ多めで最高…!ホラーなのに笑ってしまった。
私は、本作をクアラルンプールの映画館で鑑賞してきましたが、マレーシアの宗教上の関係から、一部のセリフに”ピー”が入っていたりと、それはそれで面白かったです(笑)
スクリーンはほぼ満席で、劇中のいくつかのシーンでは会場が笑いに包まれる時も。
個人的にグロテスクな映画は大好物な私にとって、次々に主人公を襲う、様々なグロいアクシデントは最高でした。
また、やはりコミカルに描かれているシーンが多いので、グロさも和らいで見えるのがこの映画ならではかと思います。
グロさも恐怖も兼ね備えつつ、楽しく観ることができる、ホラーコメディ映画でした。
おすすめ度 4点 / 5点
- カップルや友達とでも楽しめるエンタメ性!
- コメディ要素ありだが、グロが無理ならNGかも?
- 細かくツッコまないでに、気軽に観てほしい
ハラハラドキドキ感が楽しめる映画なので、カップルや友達と観たら楽しめること間違いなし!
また、コメディ要素が多く面白いとお伝えしましたが、グロいシーンはたくさんあります。
顔面にナイフが突き刺さったり、脳みそが吹っ飛んだり、描き方はコミカルとはいえあくまでホラーです。生理的にグロが無理という方にはおすすめできません。。
さらに、各設定に対して「なんで?」「あの伏線が~」と細かくツッコしすぎると、面白さが半減してしまうのであくまで”映画の世界”と割り切って楽しんでください(笑)
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海外からの評価
全米公開から3ヵ月経った現在、海外での反応はどうでしょうか?
- アメリカの有名映画サイト、IMDBでは、7.1 / 10点
- アメリカの批評レビュー映画サイト、Rottentomatoesでは、 88 / 100%
海外レビュー抜粋
- これまでで最高のホラー体験でした!色々な部分にダークコメディ要素があって大好きです。
- インデペンデント系のB級スリラー映画と非常によく似た感じ
- コメディとサスペンスが良いバランス。ヒロインが懸命に生き残ろうと頑張る中、それでもユーモラスを忘れずに描かれたダークコメディ
- この映画でサマラ・ウィーヴィングは、新しい”悲鳴の女王”になった
やはり、ホラーとコメディのバランスが良いというレビューが目立ちました
気になる日本公開はいつ?
さて、気になる日本公開についてですが、現在はまだ未定です。
配給はFOXサーチライトなので、日本の配給会社が新たに作品を買い付ける必要もなくそのまま日本公開へという流れが普通です。
しかし、キャスト的にもまだ無名に近いので日本公開しない可能性あり。
ただ、近年日本ではホラー映画ブームがきているので公開する可能性も十分にあり得ます。
公開したとしても、2020年以降になると思いますが、期待して待ってみましょう。
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